嬉しいお知らせがあります。
あかもく収穫や由良町の生活に興味を持ってくれた、京都で活動している作家・演出家・俳優・デザイナーの大原渉平(おおはらしょうへい)さんが数日間の間、収穫や加工のお手伝いをしてくれる事になりました。
肩書を見ると、私たちが日頃、出会わないような若者で、緊張をしています。
今回、お手伝いをしてくれる事になった経緯としては、大原さんが現在考えている演劇の脚本のイメージづくりやお話の材料にしたいと言う事もあり、由良町まではるばるお越しになってくれるようです。
そして、私たちとして今後心配している、地域の収穫者・加工現場の高齢化が進んでいる問題点も理解してくれており、今回をきっかけに劇団の皆様が漁業や田舎に興味のある団体を誘致してくれる可能性も出てきました。
私たちが日頃生活する中で気づいていない、田舎の良さや移住に興味を持っている方もいるなど…..
嬉しい限りです。
今後、期間限定的な形になったとしても、こういった若者との交流を深め、活性化に繋がればと願うばかりです。
紀州あかもくがきっかけに少しでも、田舎町が賑わえばと思う日でした。
大原さんプロフィール
1988年11月11日生まれ、滋賀県出身。作家・演出家・俳優・デザイナー。
学生時代より演劇活動を開始し、2011年に「劇団しようよ」を旗揚げ。以降、全作品で作・演出を担当。「悪い芝居」「ピンク地底人」「壱劇屋」「劇団衛星」など、様々な劇団へのゲスト出演をはじめ、媒体・分野を問わず外部出演作品多数。小学校などでのワークショップ講師としても活動。
2013年よりパイロット版シアターシリーズ「gate」ディレクターを務め、2015年度よりアートコミュニティスペース「KAIKA」の年間ラインナップ選定に携わるなど、創造環境・観劇環境の整備にも携わる。
京都以外の地域でも積極的に活動し、東京・仙川では第6回せんがわ劇場演劇コンクールオーディエンス賞受賞。同じくせんがわ劇場で海外戯曲リーディング『いつも同じ問題』(パレスチナ)で演出を担当する。
初舞台は、保育園時の『たこ焼きマントマン』イエロー役。「青のりを敵役にふりかける」という演技をするはずが、ポケットから一枚も青のりを出せず失敗に終わる。その時のことを克服したくて今も舞台に立っている。